17Mar

さて、ウォルフ波動の実際の見つけ方ですが
相場の上昇・下降局面で
チャートは「ウェッジ」パターンを作ることがあります。
ウェッジとは、ゴルフのウエッジクラブのような形のことで
図の黒線で表したような形です。
自分は、基本的に図のようなイメージを常に持っていて
ウォルフ波動のチャートパターンを探すようにしています。
ウォルフ波動の見極め方としては
1、1️⃣点目、3️⃣点目、5️⃣点目が同じ作業線上にあること。
(多少ずれても機能します。5点目が作業線上を超えることも多いですが
基本的には機能することが多いです)2、4️⃣点目が2️⃣点目より
切り上がっている(上昇局面の場合)
切り下がっている(下降局面の場合)3、4️⃣点目が1️⃣点目より
下にある(上昇局面の場合)
上にある(下降局面の場合)4、4️⃣-2️⃣ラインは
1️⃣-3️⃣-5️⃣ラインより急角度が望ましい。5、ウェッジが完成したら
1️⃣点目から4️⃣点目にラインを引いておいて
そのラインに向けて価格が動くと予測する。
(ウォルフラインは赤線です)
完璧なウォルフの場合は
すんなりと機能してくれます。
もちろんどの時間足でもウォルフは登場します。
注意点としては
青線に表した
2️⃣-4️⃣ラインを超えてのリテストです。
実際のチャートは、美しく図のようなチャートを描く事は稀です。
一見ウォルフなのか分かりにくいケースが多いので
5️⃣点目から2️⃣-4️⃣ラインで跳ね返されて、6️⃣点目、7️⃣点目を作るケースや
1️⃣-3️⃣-5️⃣ラインを超えてしまうケースもあります。
(その場合でも待っていれば最終的にウォルフの役目を果たすケースが多いです)
ですから
2️⃣-4️⃣ラインを超えて、きちんとリテストを確認してターゲットまでの値幅を取るというのが
安心かと思います。
ウォルフ波動のチャートパターンは
初心者の方には発見しずらいと言えます。
しかし、チャートを眺め続けて、ウォルフらしきところに
1️⃣-3️⃣-5️⃣ライン、2️⃣-4️⃣ラインを引いてウェッジを確認する作業を続けていくと
発見頻度も高くなっていきます。
是非トライしてみてほしいと思います。
自分も日々トライして頑張っております。
次回は実際のチャートでウォルフ波動を見てみたいと思います。
ウォルフ波動の基本(4)へ
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コメント
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はじめまして
質問させてください。
はじめて、ウォルフ波動を学ぼうとしている者です。
すいません、よく伝わらなかったら、
おそれいりますが、
上昇(下降)ウェッジの考え方としては、
上位足での上下方向、優位性を判断したのち、
一時的に形成するチャートパターンに近い考え方なのでしょうか?
(一般的なフラッグやペナント)
威力を発揮するのは、
方向感がつかみずらい、幅が広いレンジとかに
なるのでしょうか
はじめまして!
基本的には一般的なフラッグやペナントと同じ考え方でよろしいかと思います。
ウェッジの理論が成立して且つ上位足でのチャートの流れを確認しながら検証されると
より精度の高いウォルフでのトレードが可能になってくると思われます。
こちらも分かりづらいお答えかもしれませんがすみません。
宜しくお願いします。
はじめまして、ウォルフについて勉強しておりここのサイトに辿り着きました。
大変参考になります、ありがとうございます。
こちらの図大変わかりやすいのですが、ウォルフ波動の基本(2)で示されてるパターンと、こちらのパターンは明確に違う気がするのですが(2のほうはウェッジではなく、押し目のパターン)、どっちもウォルフ波動であると認識してよろしいのでしょうか?
はじめまして。なるほどですね!
(2)は上位足で上昇中にできる上方向ウェッジで
(3)は下降からの転換でできる上方向ウェッジ
ということですよね??
ウォルフ波動は基本的には下降局面での転換時にできるウェッジ(上昇の場合は逆)となりますが
上位足で上昇途中で、仰るように押し目となる箇所で小さくウォルフ波動パターンを作ることがよくあります。(最近の上昇相場でも結構見られています)どちらもウォルフ波動として認識して良いと思います。
ただ1点注意点があって、動画の方で「ウォルフ波動の注意点」として上げたのですがよろしければ確認していただきたいのですが
(https://www.youtube.com/watch?v=e9YFNhOGTDg&t=85s)
上昇の天井圏で、一見ウォルフに見えるウェッジを作るケースもよくあります。
この場合は、上位足での上昇波が終るところではありますので、そこだけは注意して頂ければと思います。それでは今後とも宜しくお願いいたします。
おはやい返事ありがとうございます!
私はエリオット波動がメインというかそれしか使ってないのですが、
ウォルフ波動の基本(2)は上昇5波動の後の下落ABC調整からの再上昇
ウォルフ波動の基本(3)は上昇5波動目のエンディングダイアゴナル(ウェッジ)からの下落
と分類できるため、この2つはまったく違うと思った次第です。
どっちも原著ではウォルフとして扱われてるのでしょうか?
初めてウオルフ波動に出会いました。各時間足で練習してみます
こんばんは。今後ともよろしくお願いします。