23Feb

昨日金曜日のNY株式市場は
ダウ平均株価が反発。
米中の閣僚級通商協議が
ワシントンで行われていますが
通貨の問題では合意に至ったと
発表されたことなどを受けて
引き続き協議の進展が好感されました。
為替市場では
ドルが主要通貨に対して下落しました。
講演でNY連銀ウィリアムズ総裁が
インフレ期待の低さに懸念を示したほか
FRB副議長も持続的な低インフレを問題視しました。
このためアメリカの金利が低下する中
ドルも下落しました。
ドル円相場はやや円高ドル安となり
1ドル110円台後半での推移で今週を終えました。
チャートを見てみます。
【ドル/円】1時間足です。
今週のドル円は
ピンクで引いた4時間足の
上昇トレンドラインを割り込んで
現在1時間足レベルで
下方向ウォルフ形成中と考えられます。
ターゲットは110円台前半です。
直近の大きめの下落が1波となり
今週のジリ上げが2波目で
それが崩れて来たポイントとすれば
3波目としてターゲット到達が想定できるのですが
週明けの動きが気になるところです。
ちなみにこの先2点目を下抜くと
トレンド転換で目線が
下方向に傾くので109円台への
警戒が必要となってきます。
【NZ/円】1時間足です。
こちらは波がハッキリしていたので
チャートパターンとしては
分かりやすかったと思います。
【ユーロ/豪ドル】4時間足です。
こちらは4時間足で5点目が下髭となり
勢いよくターゲットまで上昇し
到達後反転しました。
ちなみに1時間足を見ると
【ユーロ/豪ドル】1時間足です。
下落のトレンドラインを勢い良く抜けて
下落の最終戻り目も抜けています。
この上昇波がエリオット1波となり
現在2波が50%戻し付近であるため
この先3波目が来るのであれば
1波分の値幅が狙えるのではないかと
考えられますがどうなるでしょうか。
【ドル/スイスフラン】4時間足です。
先週から注目していたドルスイスですが
今週は②④ラインを下抜けて推移しました。
現在もみ合いを続けている状態ですが
青いラインで引いた左の上昇波の
最終戻り目を下抜ければ
ウォルフターゲットを狙えるのではと考えられます。
その他気になる通貨として
豪ドルとポンドのチャートを見てみます。
【豪ドル/ドル】4時間足です。
今週、中国がオーストラリアからの
石炭輸入全面禁止令を出したと報道がありました。
これはオーストラリア内での中国企業による議員への裏金問題を罰したことや
オーストラリアが国内5G整備で
ファーウェイなど中国系IT企業への
発注を禁じる措置を行ったことに対する
中国の報復だと言われています。
中国とオーストラリアの関係性の悪化が懸念されますが
豪ドルドルのチャートを見ると
4時間足で下方向ウォルフを形成中で
下落チャネルも形成でき
現在エリオット2波目で下落3波発生直前とも考えられます。
ということから豪中関係のニュースも気にしておこうと思います。
【ポンド/ドル】1時間足です。
今週窓を開けて大きく上昇したポンドですが
直近1時間足では三尊形成から
ネックラインをきっちりと割り込んでの下落となり
(その後戻りとなっていますが)
この先は一旦下に押しを作りにくるのではないかと
考えられます。
今回の上昇波もエリオット1波となるとも考えられますが
ピンクで引いたチャネルラインで考えて
チャネル下限まで戻すとなると
今回の押しは今週の上げを相殺するくらいの
深めの押しが入る可能性もありますので
注意が必要かとも考えられます。
(あくまで現状の意見ですので
週末の動きもあるのでどうなるか分かりません。
ひとまず週明けの様子を伺いながら
あらためて見ていきたいと思います)
さて、マーケットを見る上で目先は
米朝首脳会談などの政治イベントも控えていますが
来週金曜日に発表される
2月のISM製造業景気指数は特に注目されます。
今週発表されたISM製造業指数の前哨戦ともいえる
フィラデルフィア連銀製造業指数は
市況予想を大きく下回って悪化しました。
仮にISM製造業指数も大きく悪化するようであれば
アメリカの景気に対する見方が再び悲観に傾き
株価が下落する展開が考えられ、ドル円にも
大きく影響を及ぼす可能性があるため
注意が必要となりそうです。
ということで今週もお疲れ様でした。
ではでは^^
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コメント
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有益なブログ有難う御座います。私はウォルフだけをメインには用いてはいませんが、相場判断の材料として左側にウォルフがあり、その方向にダウが発生していてMA位置も良く、エリオット三波が期待できる場合は積極的にトレードしていました。しかし、負けることもしばしば。。。そこで最近はそれら形が出来ても飛びつかず、通貨の相関が合致するのを待つようにしています。まだ累積赤字を清算中にありますが、週に数回トレードする程度になり、我欲の制御がようやくできたトレーダーです。(笑)
USDJPYは下落するでしょうね。たぶん。しかし、GBPUSDは下降ではなくて上昇とみています。USDJPYの相関上そうなるし、日足、週足ではエリオットの三波と見えるからです。USDJPYは¥111辺りに損切を入れて、利確は1-4ラインまででどうでしょうか。GBPUSDは週足のMAに4日位抑えられレンジですが、大爆発期待しています。よいブログを見つけさせて貰いました。参考にさせてもらいます。有難うございます。
先程は、ずけずけと私見を書いて済みませんでした。どちらにもバイアスを掛けずにフラットな目線を保ちたく思います。よろしく。
HIROさんこんにちは。
コメントありがとうございます。
いえいえ。慎重にトレードを対応されていて
とても良い感じだと思います^^
今日はドル円も相変わらず動きが鈍いですね。
ポンドルは先週上昇したこともあり
MAもパーフェクトオーダーではあるため
上目線ですが個人的には押しがどこまで入るのかも気になるところです。
もちろんこのまま上昇もあり得るのですが
その場合はさらに上抜けから考えてみようかとも思います。
相場の動きは複雑ではありますが
可能な限りシンプルにトレードできるよう
日々検証を続けていきたいと思っております。
ということでまた宜しくお願いします。
早速のご返答ありがとうございました。ドル円は下がらずに上昇してしまい、ポンドルは押しをつけることもなくこれも上昇。昨日は円売りの日だったと今ならば誰でもわかります。(汗)しかし、結構動きましたね。当方は月曜ノートレなのですが、答えを見れば入れたなと何時も思うところです。意味ないのですが。昨日の値動きを踏まえて、本日は再度各通貨のエントリープランを考え直す予定です。相場は慌てずに対峙とし、本日は午後からは先祖の墓掃除でも行ってきます。では、失礼いたします。返答不要です。
HIROさんこんにちは。
いやはや。昨日は自分もドル円、ポンドともに完全見送りとなりました。
実はユーロ円なんかは上昇ウォルフの形だったのですが
これはユーロが強くなるのではないかと考えておりましたが
円売りが強かったということだったんですね。
しかしドル円は昨日の上げを今日はほぼ戻しておりますね。なんだかな、です。
自分も一旦出かけて頭の中を切り替えてきます^^また宜しくお願いします。