13Oct

昨日金曜日のNY株式市場は
ダウ平均株価が4日ぶりに
反発しましたが
途中下落に転じる場面もありました。
水曜、木曜の大きな下落を受けた
反発に加え、トランプ大統領が
11月末のG20首脳会議で
中国の習国家主席と
通商問題に関する会談を
検討しているとの一部報道が
あらためて株価を押し上げる
材料となりました。
為替市場では
アメリカの株価が上昇する中
ドルも主要通貨に対して上昇しました。
ドル円は一時111.90円程度まで
円高に振れる局面がありましたが
その後は112円前半まで戻しています。
また、来週にEU首脳会議を控える中
このところ上昇していた
ポンドやユーロが一旦下落しています
さて今週のドル円相場は
先週末からの続きで
直近切り上げ上昇トレンドラインを割り込んで
一気に約2円幅の下落となりました。
【ドル/円】4時間足です。
ドル円は大型上昇ウォルフからの
上昇トレンドを今週頭に割り込んで
そのまま下落の運びとなりました。
先週末の予想では
上昇トレンドに引いたフィボナッチで
半値の50%戻し程度と見ておりましたが
38.2%までの下落となりました。
現在プライスのすぐ下に104円台の
安値から引いた
上昇トレンドラインが控えているため
111円台半ば〜後半程度までは
引き続き押してくる可能性はあります。
このラインで反転するか、または
さらに割り込んでくるかによって
当面の行き先が決まりそうな気がします。
【追記です】
ドル円日足で104円安値からの
上昇トレンドラインを基準に
ウォルフラインを引いてみると
仮に明確にラインを割り込んできた場合
109円付近ターゲットが意識される可能性があるため
チャートを記載しておきます。【ドル/円】日足です。
また、ユーロドルとポンドドルについても
先週からの続きのような形で
今週きっちりとウォルフターゲットまで到達し
反転といった流れとなっています。
【ユーロ/ドル】4時間足です。
【ポンド/ドル】4時間足です。
そして今週はなんといっても
株価の下落が大きな話題となりました。
先週末にも日経株価の下落ウォルフについて
ご紹介しましたが
7月30日のブログで
日経株価とアメリカ株価で下落ウォルフを構築しそうな予兆有りと
ご紹介させて頂いておりました。
個人的にはもう少し後に下落があるかと思っておりましたが
意外と早く来ましたね。
現状のチャートを見てみます。
【日経225】日足です。
【NYダウ】日足です。
【ナスダック】日足です。
【S&P500】日足です。
形はそれぞれで若干崩れているものの
ともに下落ウォルフ構築中となっています。
しかしながら今週までの下落幅が大きかった分
来週からは調整が入る可能性があります。
チャート的には今後、なにかのきっかけ次第で
さらに大きく下落する可能性もあるため
株価の動きにも注意が必要かと思います。
アメリカの実態経済は引き続き良好なことから
このところの市場の混乱については、一旦
次第に収束に向かうと推測されます。
ただ、FRBの利上げにより、緩和的な金融環境は
徐々に巻き戻されつつあるため
これまでに比べれば
変動の大きな相場展開が予想されます。
来週はFRB高官が講演などで
市場の混乱について
どのような認識を示すのかが注目されます。
また、経済指標では、アメリカで
小売り売上高や鉱工業生産が発表されるほか
中国の7-9月期GDPが注目されます。
ということで今週もお疲れ様でした。
ではでは^^
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