25Aug

昨日金曜日のNY株式市場では
ダウ平均株価、ナスダックともに反発し
ナスダックは過去最高値を更新しました。
注目のジャクソンホールで開催された
年次経済シンポジウムでの
パウエルFRB議長の講演は
インフレが目標の2%を超えて
加速する兆候はなく
引き続き政策金利の引き上げは
緩やかなペースが適当だと発言したことが
株価に好感されました。
一方、為替市場では
ドルが主要通貨に対して下落しました。
パウエル議長の発言が
ややハト派と受け止められたことに加え
中国の中央銀行が人民元の
中心レート設定に関する声明を発表し
人民元が大きく上昇したことが
ドル安につながりました。
ドル円は円高ドル安となり
111円台前半での推移となりました。
今週のドル円をウォルフ波動で見てみます。
ドル円については読者のワタナベさんからも
ご連絡を頂戴しておりました。
【ドル/円】4時間足です。
ドル円については
今週頭に急激な下落となりましたが
底がフラッグ型ウォルフの5点目となり
V字で反転上昇となりました。
まだターゲットまでは未達ですので
112円台に向けた上昇も
あるかもしれないと考えられます。
為替相場での今週の注目イベントだった
昨晩のジャクソンホールでのパウエル氏講演ですが
発言次第で上下に振られると見られましたが
ちょうど、発言のタイミングで
ドルの強弱が分かりやすいドル/スイスフランで
下方向へのウォルフを形成していました。
【ドル/スイスフラン】30分足です。
フラッグ型のウォルフ下抜け付近で
パウエル氏講演を迎えたのですが
下方向に一気に伸びた後
ヒゲで戻されてという展開となりました。
また、今週はユーロの強さが目立った週となりました。
【ユーロ/ドル】30分足です。
昨日金曜日のユーロドル30分足では
ウォルフ波動がキレイに決まりました。
ちなみに、ユーロドルの週足を見てみたいと思います。
【ユーロ/ドル】週足です。
週足では今週は強い陽線を作りました。
ユーロドルは週足レベルで
重要なネックラインと切り上げラインを
抜けてからの戻りポイントとなっています。
現状強いユーロ相場となっていますが
戻りから下落というパターンもあり得るので
中長期的には注意が必要かもしれません。
来週以降の注目点のひとつは
引き続きアメリカの通商政策の行方です。
中国との通商問題では
今週、2ヶ月半ぶりに協議が再開され
NAFTA再交渉ではアメリカとメキシコとの協議が
来週も続けられる見通しで何らかの進展があるのか
注目されています。
来週は経済指標では、消費者信頼感指数などが
発表されます。
ということで東京地方は再び暑い土曜日を迎えました。
暑い暑いと言いつつも
もうすぐ8月も終わりかと思うと少し寂しい気もします。
ひとまず今週もお疲れ様でした。
ではでは^^
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コメント
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FX始めてまだ3か月目の者ですが、先週位から記事を拝見しております。
ドル円とユーロドルの30Mの方は、拙いながらほぼ同じ線を見ておりましたので、逆行して負けることはありませんでしたが、如何せん経験不足のため、勝つこともできませんでした…。
ユーロドルは三尊&ダブルトップのような形を形成していると見えなくもないので、ここから下と思ってた人が結構いたように思います。(動画、他情報サイト等)
→ウォルフを見つける癖をつけてなかったら、自分も危なかったです。
CHFUSDはチャート自体を見ておりませんので、発見ならず、です。JPYの方は見ています。
質問ですが、どの位の通貨ペアを見ておられるのでしょうか?
(あくまで参考程度に、教えていただけると大変ありがたいのですが)
特にウォルフ波動検証の記事は、大変参考になるので、更新を楽しみにしております。
こんにちは。コメントありがとうございます。ご質問の監視通貨ペアの件ですが、主要通貨(ドル、円、ユーロ、ポンド、カナダ、豪、NZ、たまにスイス)の組み合わせがメインでだいたい20通貨ペアちょっとです。そのほか日本とアメリカの株価指数なども見ています。個人的には、あまり多すぎると混乱してしまうので少なくても勝てればそれで良いとも思っていますが^^ではまたよろしくお願いします。