16Jun

昨日金曜日のNYダウは4日続落。
トランプ政権が中国からの輸入品への
関税引き上げを正式決定し
中国も報復関税を決定したことが
嫌気されましたが
市場では一定程度織り込まれていたと
見られるほか、発表された米経済指標が
堅調だったこともあり大幅な株価下落には
至らなかったと見られます。
為替市場では、アメリカの金利が低下する中
ドルは主要通貨に対してやや下落しました。
一方でユーロやポンドは一旦反発上昇。
米国と中国の関税引き上げを受けて
原油価格が下落する中
カナダなどの資源国通貨が下落となりました。
ドル円は110円台半ばで一進一退の推移で
今週を終えています。
今週は米朝首脳会談からはじまり
FOMC、ECB、日銀と、大型イベントが
目白押しとなりましたが
特にECBの発表を受けてのユーロの下落が
目立ちました。
ユーロの下落をウォルフ波動で見てみます。
【ユーロ/ドル】4時間足です。
そして【ユーロ/円】4時間足です。
ECBのタイミングでは上昇しそうにも
見えていたのですが
ウォルフのターゲットラインまでの下落となりました。
来週は多少調整が入る動きとなるか
注目していきたいところではあります。
前回のブログ記事で
自分は週はじめに4時間か1時間で
チャネルラインを引いておいて
そのチャネル内の動きでウォルフトレードを
行うケースが多いとご紹介しましたが
今週はチャネルを割り込んだケースも
多くあったのでご紹介いたします。
※ピンクラインがチャネルラインです。
(読者の佐藤さんからもいくつかチャートを
頂戴しておりました)
【ポンド/円】1時間足です。
【NZドル/円】1時間足です。
【NZドル/米ドル】1時間足です。
【豪ドル/米ドル】4時間足です。
当面の注目点としては
米中の貿易問題が再び浮上したことです。
トランプ政権は昨日決定した内容に加え
さらに、中国からの1,000億ドルの輸入品にも
関税付加を検討しているようで
そうなれば問題は一段と深刻になると見られます。
また、新興国通貨については
今週もアルゼンチンペソやトルコリラ
南アフリカランドなどが下落していますが
来週以降の動向が注目されます。
ということで今週もお疲れ様でした。
ではでは^^
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