22Mar

3月22日ドル円予想レンジです。
110.50円〜111.00円 (三井住友信託銀行NY)
昨日のNY市場は
20日に開催されたFOMCで
今年利上げ無し、9月に
バランスシート縮小停止など
予想を上回るハト派姿勢が示されて
ドル円は110円台前半まで下落したが
その後その動きも一服し
堅調な米指標を受けて
110円台後半まで戻りをつけて
推移をしている。
サプライズのあったFOMCでこそ
動きはあったが、本日は
市場には「ガンマ」がたまっていて
狭い動きが予想される。
「ガンマ」とは簡単に言うと
ドル円を動きにくくさせるもの。
年初にドル円が暴落した際
押し目を待ってた日本の輸入企業は
為替ヘッジに走ったと推察される。
そのヘッジの一部には
ガンマのタネをバラまく効果がある。
時間を経てドル円が一定水準まで
上昇する間に
ガンマはぐんぐん成長する性質があり
足元のドル円の緩慢な動きも
そのガンマを考えると説明がつく。
市場にガンマがたまっていると
短期のオプション価格は
下落しやすい傾向があり
足元では大きく下落が見られ
価格変動があまり起きないことへの
織り込みが進んでいる。
このガンマの元である為替ヘッジは
一般的に、期末2営業日前に
設定されることが多く
27日の満期を迎えるまでは
ガンマが市場にある状態が継続し
ドル円も狭いレンジでの推移が続くと
予想される。
<<本日の重要経済指標>>
23:00 アメリカ・中古住宅販売件数)

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