11Oct

10月11日ドル円予想レンジです。
111.90円〜112.80円 (ニッセイアセットマネジメント)
昨日のNY市場は
米国株の急落や
ムニューシン財務長官の
人民元安の警告を受け
ドル円は112円前半まで
リスクオフの円高が進行。
本日もこの流れを引き継いで
ドル円は上値が重い展開が
予想される。
ドル円上昇の持続性については
リスクオン・オフの状況次第と思われる、
株価・債券・コモディティなどから
リスクオン・オフの状況を指数化した
リスクオン・オフインデックスと
ドル円の推移を見比べると
連動性が高く推移している。
足元ではピークアウトしているが
これは米金利の上昇が
株価の重しになったため。
本来は米金利の上昇は
ドル円相場にとって上昇要因となるが
アメリカの金利の水準と
上昇スピード次第と言える、
一定水準を超える急激な金利の上昇は
株価の重し材料になるので
リスクオンとドル円の上昇を抑制する側面がある。
ひとつの目処として
米金利から見た株価の割高・割安を示す
イールド・スプレッド
(10年債利回りとS&P500の株式利回りの差)
に注目すると、これは上に向かうほど
米10年債利回りに対する
株式利回りの優位性が薄れることを意味しており
金利の上昇に対して株の魅力が下がって
売られやすくなるということになる。
足元のイールド・スプレッドは
今年1月の株価急落のきっかけになった水準に
ほぼ並んでおり、リスクオン相場の持続性に
警戒感が強まりやすい状況になっている。
この先の一段の金利上昇は
株価にネガティブな面が強まり
リスクオンに支えられた
ドル円の上昇力も弱まると見られるため
ドル円は、もう一段調整が深まる可能性が高いと思われる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・消費者物価指数
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