ウォルフ波動検証をメインにしたFXブログ

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ウォルフハンターFX

5月15日ドル円予想レンジです。

109.20円〜110.00円 (大和証券)

昨日は
イタリア財政を巡る不安から
欧州市場で
リスクオフの円高に振れたが
米中通商合意に対する
トランプ大統領の
前向きなコメントが
リスクオンの円安に働き
その後は円安方向に戻った。
本日は通商合意への期待感が
円高を抑えると見られる。
関税引き上げ分が
製品価格に転嫁されれば
実質的に消費者や輸入企業など
買い手側の負担増となり
製品需要が減退する。
一方、価格転嫁を抑制すれば
実質的に輸出企業など
売り手側の負担増となり
企業収益が圧迫される。
追加関税により
物の買い手と売り手の双方が
悪影響を受けるわけで
景気減速圧力は避けられない。
また、関税により
企業や消費者の心理が悪化すると
米中貿易交渉とは直接関係のない
生産や需要が抑制される。
経済指標悪化で市場心理が悪化し
資産価格が下落しやすくもなる。
こうした副次的影響もあるので
時間をかけて景気減速を懸念した
リスクオフの円高が進む可能性がある。
米中交渉の行方は
関税の応酬で対立解消が難しくなった。
次回の日程は未定で
中国がアメリカの要求に譲歩しない限り
アメリカは通商合意を急がない姿勢。
通商協議が中断した状況が続くと
市場でアメリカのさらなる
対中追加関税への懸念が高まる。
またアメリカの圧力に対して
中国が対抗姿勢を強める可能性もある。
インフレより景気減速が懸念される中国では
関税による輸出減が
人民元安で相殺される方が
好ましいと考えるかもしれない。
中国が人民元安を容認すれば
アメリカが追加関税に動く可能性が高まるので
リスクオフの円高要因として注意が必要となる。

<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・小売売上高 04月
22:15 アメリカ・鉱工業生産指数 04月

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