13May

5月13日ドル円予想レンジです。
108.70円〜110.70円 (今週一週間/ニッセイAM)
先週は
アメリカの対中関税が発令されたが
今後の焦点は3,250億ドル相当の
追加関税付加の詳細にシフトする中
ドル円は上値が重く
米中当局者のヘッドラインニュースに
神経質に反応する展開が予想される。
過去3回アメリカが中国に
関税をかけた後の
ドル円の動きを振り返ってみると
過去の関税引き上げ後の
ドル円は概ね円安方向に振れている。
過去円安に振れたことについては
おおまかに二つの要因が挙げられる。
それは強い米国景気と
高いアメリカの10年債利回りとなる。
ただし、今回の局面では
過去にみられた二つの円安要因が
すでに色あせている。
過去3回の関税引き上げは
アメリカの景気の代理変数である
ISM製造業景気指数が加速して
景気や株価が打たれ強く
リスクオンの円安となっていた。
今回については
ISM指数が低下している中での
追加関税となっており
景気や株価への影響は弱くなっている。
二つ目の10年債利回りについては
過去3回と違って
水準が切り下がっていて
ドル押し上げには力不足となる。
以上からドル円は年半ばにかけて
108円程度までの下落の可能性がある。

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