10May

5月10日ドル円予想レンジです。
109.20円〜110.40円 (フィスコNY)
昨日は米中貿易戦争への
警戒感を受けた
リスク回避の円買いが継続。
またアメリカの生産者物価が
予想を下回ったため
年内の利下げ観測が強まり
ドル売りにつながった。
本日も米中通商協議の
行方を警戒して
リスク回避の動きは継続しそう。
アメリカは日本時間の今日午後
対中関税の引き上げを計画しているが
万が一先送りされた場合は
円買いは一段落すると見られる。
アメリカ政府はすでに
中国製品に対する
関税引き上げ計画を発表し
中国も報復措置を講じると
強い姿勢を示している。
先週までは今回の会合で
貿易協議の合意が期待されていたが
多くのアナリストが現在は
今回の会合で成立する確率は
5割以下と悲観的な見方をしている。
ただ、株安を嫌うトランプ大統領は
今回の会合での合意の可能性は
まだあると楽観的な意見を示す一方で
貿易では関税という
素晴らしい代替案があると
述べるなど経過は依然流動的。
仮に両国が関税を引き上げた場合
米中の株価が10%ほど
さらに下落すると見られており
リスク回避の円買いが警戒される。
世界経済の悪化懸念や
FRBの利下げ観測も強まり
ドル売りに拍車がかかる可能性もある。
最悪のシナリオで今後株安が進むと
ドル円は105円台を目指す
可能性も出てくるため注意となりそう。
<<本日の重要経済指標>>
17:30 英国・実質GDP(速報値) 第1四半期
21:30 アメリカ・消費者物価指数 04月

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