9May

5月9日ドル円予想レンジです。
109.60円〜110.40円 (三菱UFJ信託銀行)
ドル円は昨日アジア時間に
一時110円を割り込んだが
海外時間では米中通商協議待ちで
一旦下げ止まっている。
米中通商協議交渉本番の
本日はその結果待ちとなる中で
身動きは取りずらく
ドル円は110円ちょうど近辺での
推移が続くと考えられる。
米中通商協議の結果については
期限延期がメインとして考えられる。
米国の金融政策の緩和的スタンスと
中国の財政出動によって
株・景気ともに
腰折れは回避できている状況で
米中ともこの状況を壊したくはないはず。
中国側の譲歩は必要になるが
今回も妥協点を見出す流れが考えられ
この場合は111円台への回帰が予想される。
リスクシナリオとしては
交渉決裂からの関税引き上げ開始だが
米国では本日4月度PPI
明日CQと物価関連の指標が続くため
下落方向への注意も要する。
5月のFOMCでは物価の下落は
一時的な要因によるものであるという指摘が
なされており、利下げを迫る
市場の期待をいなした直後なだけに
物価への注目度は増した印象。
もちろん単月の指標のみで
政策判断がなされるわけではないが
指標が弱かった場合の
市場の反応は大きいと見られる。
円のショートポジションの調整は
進んでいるものの
調整余地はまだ大きいため
交渉決裂、物価指標軟調と
両方そろってしまった場合には
107円台も視野に入れる
必要があると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・貿易収支 03月

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