8May

5月8日ドル円予想レンジです。
109.60円〜110.60円 (三菱UFJ銀行)
昨日は
リスク回避色の中で
円が独歩高となり
ドル円は一時110.20円を割り込む
場面も見られた。
今日もおそらく世界的な株安と
金利低下圧力が加わりやすいと
考えられる。
円の金利はもともと低いため
どうしてもこうした場面では
金利差が縮小して
円独歩高となりがちになる。
ただドルも対新興国通貨などでは
堅調に推移しているため
ドル円はもちろんだが
どちらかというとクロス円に
より円高の警戒が必要になりそう。
特に今年に入ってから
ドル円が堅調に推移してきた背景として
ボラティリティの低下を挙げることができる。
ボラティリティというのは
相場変動の不確実性を示す
リスクの尺度となる。
例えば円を売ってドルを買うという
円キャリートレードを考えた場合
金利差が一定であっても
ボラティリティが低下すると
金利差と為替差損益をあわせた
トータルのリターンが
プラスとなる確率は高まっていく。
従って昨年以降は
ボラティリティが低下することによって
日米金利差は縮小したが
ドル円相場が底堅く推移してきたと
考えることができる。
現状、ボラティリティが上がりはじめており
これがもう少し上昇していくようであれば
損失時などの円売りの買い戻し
つまり円高圧力が加わりやすくなってくる
と考えられる。
投機筋のポジションの大きさに
照らし合わせると円売りのポジションが
全部解消に向かうとすれば
108円を割り込むくらいの円高も
想定しておく必要があると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
11:00 NZ・NZ中銀政策金利 05月

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