23Apr

4月23日ドル円予想レンジです。
111.80円〜112.20円 (ニッセイアセットマネジメント)
膠着したドル円相場は
本日もゴールデンウィークを控え
閑散取引が続くと考えられ
狭いレンジでの推移となりそう。
こうしたドル円の膠着要因だが
円を巡る為替需給が
ほぼ均衡しているからだと
考えられる。
日本の国際収支の中から
円の為替需給に特に影響を与える
3大フロー(貿易・サービス収支/対外直接投資/所得収支)と
円の為替需給の関係性を見ると
例えば海外直接投資は円安圧力で
所得収支は円高圧力になるが
2017年以降ドル円の変動幅が
縮小してきたひとつの要因は
円の為替需給が
ほぼ均衡に近づいているからだと言える。
2019年は、円高圧力の所得収支はほぼ変わらず
自動車メーカーがアメリカ国内で生産を増やしたり
貿易摩擦の影響で対外直接投資が増えると見られ
今年の為替需給は一段と均衡に向かって
ドル円はより動きにくい展開が予想される。
当面円安方向に振れていくかについては
昨年後半にドル円は112円を上回って推移していたが
その時は、
アメリカの利上げ期待を反映する
米1年短期フォワード金利が長期中立金利を
上回って推移していた。
現在は短期フォワードが長期中立金利を下回っているため
利上げ期待がこれから再度高まって
112円を大きく超えるような展開は予想しにくい。
<<本日の重要経済指標>>
23:00 アメリカ・新築住宅販売件数 03月

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