18Apr

4月18日ドル円予想レンジです。
111.70円〜112.50円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日アジア時間に発表された
中国指標が堅調だったこともあり
リスクオンの動きが継続しており
本日もドル高の地合が続くとみられる。
一方でアジア時間
大型連休前の
日本株利益確定売りによる
いったんのドル安円高の動きには
注意をしたいところ。
2001年〜2017年までの
日本の対外直接投資は
増加の一途をたどっている。
これは日本企業による
海外企業の買収・M&A投資による
影響が主な要因となる。
実際2018年も1000件を超えた
M&Aが行われていて
実需のドル買い円売りフローが
継続的に発生して
ドル円を下支えしていると考えられる。
北米買収ファンドの資金調達額の
推移を見るとこの流れが続くかが
分かる。
買収ファンドでは投資家の地場通貨で
投資を約束した資金が
実際に投資する買収案件が決定した時点で
円がドルに変換される仕組みとなる。
今年の第一四半期もすでに
1000億ドルが調達されていて
世界中そして日本からの
資金流入が増加している状況。
よって北米買収ファンドの資金額の
増加傾向は今後の日本勢のM&Aの増加を
示唆しているものと考えられる。
連休や日米通商協議での突発的な
円高リスクが懸念され
目先、GWの大型連休を前に
本邦投資家のヘッジのドル売りが
上値を重くすると思われるものの
その後継続的に発生する
M&Aのドル買いフローが
ドル円を下支えして6月には
115円を狙う展開になることも考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・小売売上高 03月
21:30 アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 04月

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