10Apr

4月10日ドル円予想レンジです。
110.70円〜111.70円 (三菱UFJ銀行)
昨日のドル円相場は
ややリスク回避色が強まり
一時111円割れが見られた。
本日はEU首脳会議がある。
欧米の株安などを受けて
111円割れも考えられるが
基本的には
英国の離脱期限延期が
認められる可能性が高く
若干円売りが勝るのではないかと
思われる。
ただ、元々市場はハードブレグジットを
見ていたわけではなく
ドル金利も低いままということで
111円台半ばを超えると
上値が重くなると予想される。
万が一、リスクシナリオである
離脱期限延期が認められないとか
米中協議が決裂といった
事態になった場合
現状、マーケットでは
円の売りポジションが
積み上がっているため
円買いが活発化して
円高になるリスクはあると考えられる。
先週金曜日に日銀が
個人に対する
生活意識に関するアンケート結果を
発表した。その中で
「商品・サービスを選ぶ際
特に重視すること」のトップは
50%以上の割合で
「価格が安い」となった。
価格の低価格志向は依然強く
今食料品などで値上げの動きがあるが
一方でスーパーなどでは
値下げの動きも強くなっている。
こうした動きではインフレ期待が
しぼんでしまう懸念がある。
円相場は実質金利と
一定の相関を持っていて
日銀の金融緩和は
長期化すると見込まれており
名目金利は低いまま横ばいで
結局インフレ期待がしぼんだ分
実質金利が上がってしまうと
円高圧力になっていく。
地味な材料ではあるが
消費税引き上げを控えて
こうした家計のマインドや
スーパーなどでの価格にも
注目していく必要がありそう。
<<本日の重要経済指標>>
20:45ユーロ・ECB政策金利 04月
21:30 アメリカ・消費者物価指数 03月
27:00 アメリカ・FOMC議事録 03月

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