25Mar

3月25日ドル円予想レンジです。
109.40円〜110.40円 (クレディ・A銀行)
先週金曜日発表の
ユーロ圏やアメリカの
製造業PMIが軒並み低下し
アメリカの債券市場で
10年債利回りが
3ヶ月物利回りを
11年半ぶりに下回り
いわゆる逆イールドが意識されたことで
リスク資産の持ち高解消売りが広がり
ドル円は
一時109.75円をつける場面があった。
本日は
商業決済が集中するゴトウ日ということもあり
ドル円はある程度サポートされると思われるが
年度末を前に
110円近辺で落ち着きどころを探る
展開になると予想される。
今週は3月最終週となり
いよいよ4月入りとなるが
4月相場の季節性について見てみる。
4月相場を占う上で
まずアメリカ株を見てみると
過去15年中13回が上昇。
同時にドル円のボラティリティは
15年中12回が下落しており
値動きが前の月より小さくなっている。
これから分かることは
4月は季節的にリスクオンに
なりやすい環境にあるということ。
そこでドル円相場で
同様に15年間さかのぼると
騰落はマチマチだが
3月と4月は15年中12回
ドル円の騰落が反対となっている。
つまり
3月のドル円が上昇すれば
4月は下落し、3月のドル円が下落すれば
4月は上昇する傾向が8割あるということになる。
この要因は
新年度入りで、市場参加者が益出しのために
利益が乗っている資産は売却
または売り持ちで利益が出ている資産は
買い戻しに動くためではないかと考えられる。
今年はこのままいけば
3月は下落となるので
4月は上昇となりそうだが
ゴールデンウィークのドル円は
下落しやすい経験則がある。
特に今年は10連休という特殊性があるため
それを考慮すると
ゴールデンウィーク前にドル売り円買いに
市場参加者が動くことが予想されるため
今年はこのアノマリーが崩れる可能性がある。
<<本日の重要経済指標>>
18:00 ドイツ・Ifo景況感指数

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