14Mar

3月14日ドル円予想レンジです。
110.80円〜111.50円 (シティグループ証券)
昨日はイギリスの
ブレグジットの議会採決で
ポンドが買い戻される展開となったが
ドル円は小動きとなった。
本日も議会採決が控えているが
ドル円については
動意が乏しい展開は続きそう。
アメリカの実質金利の動向について
アメリカ(ドル)と独(ユーロ)の
10年債利回りの
1ヶ月の相関係数を見ると
現在、過去のピーク時付近の
高い水準にあり、ドルとユーロの金利が
同じ方向に動いていることが分かる。
ドルの金利が低下していて
且つ金利差が広がらないといった状況で
為替の動意が乏しい展開につながっている。
ドルの実質金利と期待インフレ率を
重ねたチャートを見ると
期待インフレは、原油価格の上昇や
FRBの緩和姿勢が好感されて
上昇してきている。
ただ景気の見通しも悪いため
2%付近で頭打ちになっている状態。
一方で実質金利に関しては著しく下落している。
これは景気の下方リスクが大きくなっているため。
こうした状況だとドルは強気になりづらい。
この流れを考えると
世界的に景気の見通しが悪くなっている中
実質金利も低下していることから
ドル円相場は
上値が重い展開が続くことが予想される。
今後、景気の見通しが
さらに悪化するということになれば
実質金利が一段と下がることになり
ドル円相場の下押し材料となるため
年内というスパンで見て
105円を割り込む展開は
まだ想定すべきかもしれない。
<<本日の重要経済指標>>
23:00 アメリカ・新築住宅販売件数

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