13Mar

3月13日ドル円予想レンジです。
110.90円〜111.60円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日のNY市場は
ブレグジット関連の動向を
警戒する向きが強い中
ドル円は111円台前半の
レンジ内での推移となった。
注目されたメイ首相のEU離脱案は
イギリス議会で大差で否決されたものの
現在のところドル円へのインパクトは限定的。
本日も引き続き市場の関心は
ブレグジット関連の動向にあるものと思われる。
ただしイギリス議会は
合意なきEU離脱については
否決する可能性が高く
本日のセンチメントとしては
やや弱気となる展開が予想される。
国内機関投資家の対外証券投資額の
直近3年分の平均データを見ると
3月から年度始めの5月にかけて
外債投資額が増加する傾向にあることが分かる。
年明け以降のFRBのハト派スタンスへの変化もあって
投資家の債券購入には追い風が吹いている状況。
円ベースで投資を行う機関投資家が
為替変動リスクを回避するために
ドル円フォワード取引で
ドルを売却する際のコストをヘッジコストと言うが
アメリカの10年債利回りと
国内機関投資家のドル円ヘッジコストの推移を見ると
足元ではヘッジコストが
10年債利回りよりも割高となっている。
現在の水準であれば
投資家はヘッジのドル売りを行わず
米国債の購入を選択するものと想定される。
ヘッジをかけて投資をすると逆ざやになることから
ヘッジをかけずドル円の買いのみで
米国債投資を行うフローが今後増加することが予想され
ドル円の下支えとなりそう。
その場合、ドル円は113円程度を目指して
底堅く推移する可能性がある。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・耐久財受注(速報値)

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