1Mar

3月1日ドル円予想レンジです。
110.70円〜111.70円 (三菱UFJ信託銀行NY)
昨日のNY市場は
発表されたアメリカGDPが
市場予想を上回り
米金利が上昇する中
為替相場では
ドル買い円売りが優勢となり
ドル円は111.49円まで上昇
大幅に年初来高値を更新した。
本日はアメリカの2月ISM製造業景気指数が
発表されるが下方向と見られている。
こうした軟調な米経済指標は
FRBのハト派スタンスを
下支えする要因となるため
米金利の上昇が押さえられ
ドル円の上昇を一服させることにつながる。
NY連銀が発表している1年先の
アメリカ景気後退入り確率でも見られるように
世界的な景気後退懸念がくすぶる中
FRBメンバーもハト派スタンスの意を
表明する公算が高く
先日の議会証言でパウエル議長から言及があった
バランスシート縮小の年内終了計画が
今回のFOMCにて公表される可能性も
あると考えられる。
この景気後退懸念払拭のためには
アメリカ住宅指標の回復などの
きっかけが必要だが
昨年11月以降の米金利の低下で
アメリカの長期金利が
住宅ローンに波及しており
指標を本格的に改善させるまでには
数ヶ月かかると予想されている。
こうした中、ドル円は
米金利低下や世界的な景気後退懸念が
悪材料となり、足元では上値が重い展開に
方向転換していく可能性がある。
<<本日の重要経済指標>>
22:30 アメリカ・PCEデフレータ
24:00 アメリカ・ISM製造業景気指数

関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。