26Feb

2月26日ドル円予想レンジです。
110.60円〜111.40円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日のNY市場は
トランプ大統領が
対中貿易交渉期限の延期を発表し
通商協議合意期待感から米株は上昇
リスクオン地合から
ドル円は111.24円と
年初来高値を更新する展開に。
本日も堅調な株価を背景に
ドル円は底堅く推移すると思われる。
投資家が長期債券に投資する際に
要求する上乗せ金利である
10年債ターンプレミアムは
現在マイナス0.7%程度まで低下している。
通常、長期保有にかかるリスクに見合った
上乗せ幅となるため、一般的には
プラスになると考えられるが
2008年以降、FRBの量的金融緩和による
需給の逼迫や経済・物価・金融政策の
不確実性の低下により下落が進み
2017年以降はマイナス圏での推移が
常体化している。
年明け以降、株価は上昇する一方で
米金利が抑制されている主要因と考えられる。
本日はFRBパウエル議長の議会証言が予定されているが
今年1月のFOMCではほぼすべての参加者が
バランスシートの縮小は年内に終了と考えていたことから
数ヶ月以内に縮小停止計画を発表するとみられる。
本日のパウエル議長による議会証言にて
バランスシート縮小に関して新たな言及があれば
ターンプレミアムの一段の下押しから
米金利が抑制される環境が継続されると思われる。
年明け以降、FRBのハト派転換により
株価は上昇しドル円は底堅く推移しているが
金利抑制の影響からドル円の上値は重く
111円半ばを目処にレンジ推移になると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
24:00 アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数

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