29Jan

1月29日ドル円予想レンジです。
108.70円〜109.50円 (ソニーフィナンシャル)
昨日のNY市場は
米株安の流れから
ドル円も上値は重い展開に。
本日も引き続きドル円の上値は重く
値動きに乏しい展開が予想される。
今週、米中閣僚級協議がある。
ここのところ人民元高となっているが
その理由として
中国の減税策への期待感
そして、今週の米中協議で
アメリカ側が人民元を議題にする
と言っていることから
元安誘導批判への配慮
それから、米中協議で
中国がアメリカからの輸入を増やすとなると
元高の方が中国にとってメリットが大きくなる
といった点が挙げられる。
今のところ出てきている
中国側の主な提案は
対米輸入増と
知的財産権侵害の罰則強化
となっているが
アメリカ側は、これらの進捗を
定期的にチェックしたいとしている。
ただこれは中国にとっては
受け入れ難いと思われ
今回100%合意に至るというのは
難しいのではないかと考えられる。
米中協議に進展が見られなかった場合
人民元安に振れることになる。
中国はこれまで人民元介入を行い
人民元相場を支えてきており
去年は外貨準備高が減少傾向にあった。
現在もIMFの適正水準を大幅に下回っている。
今回米中協議がこじれて
元安圧力がかかり、また介入があると
外貨準備高がさらに下がり
資本流出懸念が浮上し
市場全体がリスクオフに傾き
ドル円相場も円高に傾くため
注意が必要。
<<本日の重要経済指標>>
24:00 アメリカ・コンファレンスボード消費者信頼感指数
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