18Dec

12月18日ドル円予想レンジです。
112.10円〜113.10円 (クレディ・A銀行)
先週末のドル円相場は
アメリカの税制改革法案が
今週中にも可決される可能性が意識されて
112.60円近辺まで上昇して引けた。
本日も税制改革法案に対する期待から
ドル円は堅調に推移し
113円台を伺う展開が予想される。
アメリカの税制改革法案が
今週成立すれば
ドルのレパトリエーションへの思惑から
ドル需要が再び
ユーロの押し下げ要因になる
とも考えられる。
現在の為替の注目点として
ドル調達コストの上昇とユーロの動きが
挙げられる。
ユーロの支払いをドルに転換する際の手数料
(クロス・カレンシー・ベーシス・スワップ)の
売値と買値の差であるスプレッドの拡大が
注目されている。
スプレッドのマイナスが大きくなるほど
ドル需要が強いことを示すものだが
現在マイナスが進んでいて
(年末特有の動きとも言えるが)
ユーロ/ドルの上値を重くしている
原因となっている。
こうした動きは、クリスマスを控えた
今週後半に一巡すれば
ユーロ/ドルに対する下押し圧力が
弱まると考えられる。
また、ユーロは世界の投資ポートフォリオ全体で
アンダーウェイトとされているため
年末のリバランスによるユーロへの需要が
ユーロ/ドルへのサポートとなることが想定されるため
ユーロ/ドルの下落は今週後半には一度底をつくと
考えられる。
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