21Nov

11月21日ドル円予想レンジです。
112.00円〜113.00円 (みずほ証券)
昨日のNY市場は
欧米株式市場の下落などで
ドル円は一時10月末以来の
112円台前半に下落したが
アメリカの住宅着工件数の
改善などをきっかけに
112円台後半に反発した。
リスク回避による
ユーロやポンドの下落も
ドルを下支える形となった。
ドル円は昨日小幅反発したが
原油や株価の下落や
欧州の政治動向など
リスクが意識される状況が続いており
本日のドル円は小動きながらも
やや上値の重い展開が予想される。
直近ヨーロッパの政治リスクが2つある。
ひとつはイタリアの予算を巡るEUとの対立。
欧州委員会は今日にも
予算案の最終判断を公表する方針で
対イタリア制裁手続きの勧告となれば
両者の対立が一層激しいものとなり
ユーロ安につながる可能性があることから
特に注目されている。
もうひとつはブレグジット。
イギリスが先週EU離脱に関する
協定案を閣議了承したことを受けて
今週25日の臨時EU首脳会合で
イギリスとEU双方がこれに署名する見込み。
その後、12月には議会が協定の批准を進めるが
イギリス議会では否決される可能性も高く
足元では協定に対する反発から
メイ首相の解任を求める動きも見られている。
最終的には協定は合意に至ると予想されるが
目先イギリス議会の動向次第では
ポンド安につながり
ポンド円が年初来安値である140円近辺への
下落の可能性もあることから警戒が必要。
<<本日の重要経済指標>>
22:30 アメリカ・耐久財受注(速報値)
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