19Nov

11月19日ドル円予想レンジです。
112.20円〜113.20円 (三菱UFJ信託銀行)
先週末は、FRB高官から
世界的な経済成長に対する
慎重な発言が相次いだことを受け
ドルが全面安となった。
来年以降の利上げが
読みづらくなったことで
市場の金利見通しも
ハト派に修正される可能性が高く
本日もドル円の上値は重いと
考えられる。
8日に発表された
対外証券投資では
銀行勘定による
約4兆円の大幅な買い越しが
確認されている。
中間選挙前後となった
11月5日の週では
約1.6兆円の買い越しが
確認されている。
これは、国内の投資家は
年初からの金利上昇により
外債のリスクを大きく
落としていたと見られるが
その戻しで、リスクとリターンが
均衡しはじめたのだと思われる。
今年のアメリカ10年債利回りを見ると
3%を超えた際に投資が強まっていることから
現行の水準が投資の目線に
合ってきていると見られる。
一方、今後は、景気のサイクルも終盤に入り
利上げのペースが落ちることから
長期金利の大幅な上昇リスクは低下したと考え
足元の利上げに対してもポジションを作り始めていると見られる。
為替への影響としては
外債投資が増えれば
円売りの動きが広がる可能性がある。
今のところ円投資の主体である
生保や信託勘定の機関投資家に目立った動きは確認できていないが
今後追随して外債ポジションを増やす可能性があり
対外証券投資の動きには引き続き注意が必要と考えられる。
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