16Nov

11月16日ドル円予想レンジです。
112.50円〜113.80円 (三井住友信託銀行NY)
昨日のNY市場は
ブレグジットに関する混乱で
英ポンドが一時2%程度下落し
市場が織り込むFRBの利上げ期待も
低下し、ドル円は軟調に推移した。
その後、株式市場の上昇を受けて
ドル円は上昇したものの
アメリカの商務長官からの
中国への関税に関するニュースが
出たことで再度売られるなど
1日通じて上下する展開となった。
本日も引き続き
ブレグジットに関するニュースには注目。
また、ECBドラギ総裁の講演や
FRB高官による講演が予定されており
利上げについての発言にも注目。
市場が織り込む
12月のFRB利上げ確率は
10月からの軟調なアメリカ株式市場の影響で
72%程度まで鈍化している。
12月の利上げ確率が確実視されていた
昨年同時期は、90%を超えていた。
株式相場が再度上昇トレンドに転じたとき
市場の12月の利上げ確率凝り込みが
加速する可能性があり
ドルが強くなることが想定される。
また、その場合
投資家のリスクセンチメントも好転し
ドル円上昇の追い風になる可能性がある。
今年の11月からのS&P500推移と
過去7年間の平均推移を比較すると
今年は過去と同じ流れで推移している。
過去平均では11月を底に12月には
大きく上昇している。
仮にこの傾向が続くとすれば
来週を目処にS&P500が持ち直し
ドル円の上昇も期待できるが
ブレグジットを巡る展開次第では
状況は大きく変化する可能性もあり
その点には注意が必要。
<<本日の重要経済指標>>
23:15 アメリカ・鉱工業生産指数
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