6Nov

11月6日ドル円予想レンジです。
112.80円〜113.50円 (大和証券)
昨日のNY市場は
米中貿易合意への期待が
一服したこともあり
ドル円は頭打ちとなった。
また、アメリカの中間選挙を
控えていることや
ISM非製造業景気指数が
鈍化したことも
ドル円の上昇を抑制したと見られる。
アメリカでは10月に
製造業の新規受注や
生産指数が大幅に低下し
ISM製造業景気指数が
市場予想を下回って
悪化局面入りが高まっている。
9月は米中追加関税が
発動される前の
駆け込み需要で輸出入が増えたが
10月には反動もあって
実質受注指数が低下した。
関税や値上げの悪影響は続くと見られる。
一部のアメリカ企業の業績見通しが
市場予想を下回り
株価が下落するケースが
目立ち始めているが
非製造業も含めて
企業景況感が悪化するようになると
景気減速懸念が強まり
株安やリスクオフの円高を
招きやすくなると思われる。
一方、ユーロ圏では
製造業の景況感悪化が続き
サービスセクターにも波及し始めており
先週、ユーロは対ドルで一時
8月以来の安値をつけた。
中国でも製造業景況感が
改善と悪化の分岐点近辺まで悪化し
人民元は2008年5月以来の安値をつけた。
ブレグジットや米中貿易問題の合意期待から
ユーロや人民元は足元では反発したが
景況面からの下落圧力は収まっていないと
考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
12:30 豪・中銀政策金利
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