17Oct

10月17日ドル円予想レンジです。
111.60円〜112.60円 (ソシエテG銀行)
昨日のNY市場は
アメリカの企業決算が良好で
株高ドル高の流れとなったが
ドル円の上値は少し重い印象。
本日はEUサミットも控えているため
引き続き上値が重い展開が続くと思われる。
海外の投資家が
円の金利動向を見る上で注目している
円のスワップレートを見ると
5年スワップ金利は
日銀が2016年1月に
マイナス金利を導入して以降はじめて
今年には0.15%を超える上昇を見せた。
10年スワップ金利は
節目と見られている0.4%に迫る上昇となっている。
5年、10年ともに円の金利は上昇傾向にあり
日銀への警戒が静かながらに高まっている。
これは円高の警戒感にもつながることになる。
通貨オプション市場でも
同じような動きが見て取れる。
ドル円予想変動率と
実績変動率(ともに3ヶ月物)の差の動きと
ドル円の値動きをみると
今年の始めに、この変動率が上昇したときには
ドル円は急激に円高に進行した。
現在、変動率が上昇傾向にあるため
一定の注意が必要となりそう。
足元では、ブレグジット交渉が大詰めを迎え
アメリカが日本に要求している為替条項の問題
などがある中、日銀への警戒感も出てきている状況なので
ドル円の上値は今後重くなってくると思われる。
という流れから、年内については
ドル円は114円ー110円のレンジ内での推移も考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
17:30 英国・消費者物価指数
27:00 アメリカ・FOMC議事録
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