10Sep

9月10日ドル円予想レンジです。
110.50円〜111.40円 (FPG証券)
先週のアメリカ経済指標は
しっかりとした数値で
ドル高を支える要因にはなったが
週末にかけては貿易問題で
円高方向に傾く展開になっている。
本日はトルコGDP発表などがあり
市場の不安を煽るようなことがあると
円高になりやすい環境だと考えられる。
今年に入って
欧州の金融株は下落傾向が続いており
まだ下げ止まりになっていない。
トルコ問題が新興国全体に広がり
イタリア財政問題不安、周辺国債の
利回りの上昇などが要因となり
欧州金融機関に対する信用不安が
ユーロ円相場の下落にもつながっている。
このユーロ円の円高傾向が続くと
どうしてもドル円相場も影響を受けてくる。
アメリカの経済自体はしっかりしており
緩やかに利上げは続いていくと予想され
ドル円相場はユーロ円ほど円高にならないと
思われるが、当面は円高方向へのリスクも
考えざる得ない。
本日16時発表のトルコのGDPについては
市場は5%強の見通しとなっているが
これよりも弱い数値になると
不安を煽る形になりかねない。
また、木曜日にはトルコ政策決定会合があり
市場は利上げを織り込んでいる。
トルコ中銀はいかなる対策も取ると
先日の消費者物価発表時に発言しているが
このスタンスが弱い感じになってくると
再び市場不安を煽る形になりかねないことから
トルコ中銀の独立性、信任維持の山場となりそう。
このタイミングでユーロ円や欧州株が下がるようだと
ドル円も円高方向となる可能性があり
注意が必要となりそう。
<<本日の重要経済指標>>
16:00 トルコ・実質GDP
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