21Aug

8月21日ドル円予想レンジです。
109.50円〜110.50円 (ソニーフィナンシャル)
昨日のNY市場は
アメリカ株は上がったものの
ジャクソンホール経済シンポジウム
などを控え、神経質な要素もあり
アメリカの金利が低下する中
ドルインデックスも低下し
ドル円は110円前半まで
下落基調の流れとなった。
ドル円はしばらくは
トルコ情勢睨みの展開が
続くと思われる。
短期的にはトルコリラの
売りが加速する可能性もあり
不透明感から市場心理を
圧迫するようであれば
ドル円の上値はしばらく重い
状況が続きそう。
トルコリラ安については
今回はあらゆる手をつくしたにも
かかわらず、トルコリラ安が止まらない
といった、お手上げ状態というわけではない。
エルドアン大統領には
・中央銀行の利上げを認める
・緊縮財政
・一時的な資本規制の実施
・米国人牧師の釈放
といった
まだ打てる手が残されている。
このうちのどれかが実施されれば
さらなる危機は回避できると
思われる。
足元のトルコリラ安というのは
エルドアン大統領に対して
早くこれらの措置を行うことを
市場が迫っている状況だと言える。
今週23日には
ジャクソンホール経済シンポジウムが
開催される。
予定されているパウエルFRB議長の
講演については
基本的には市場にサプライズを与える
ことはないと考えられる。
ただ、トルコリラをはじめとする
新興国通貨安に対する懸念についての
発言は、元々米国の利上げが
きっかけになったと言われていることから
注目となりそう。
新興国の情勢次第で
仮に米国が利上げを見送る方向を示唆したり
ペースを緩やかにするといった
ニュアンスが伝わる発言があると
一旦、ドルが売られるリスクもあるため
注意が必要かもしれない。
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