27Jul

7月27日ドル円予想レンジです。
110.60円〜111.60円 (米州みずほ)
昨日はロンドン時間序盤から
ECB理事会前に、ユーロドルに
ポジション調整的な売りが入り
ドルの反発が見られた。
さらにドラギ総裁の会見で
少なくとも2019年夏まで
金利を据え置くスタンスが
あらためて確認されたことを
きっかけに、対豪ドルや対ポンドなど
全体的な一段のドル買い戻しが進み
ドル円も111円台を回復。
本日は米国GDPの発表に
多少振らされる展開が予想される。
ただし市場に日銀の政策変更への
警戒感が漂う中では
仮に良好な結果となっても
買いは限定的で
むしろ下振れした場合の
円高を警戒した方が良さそう。
先週半ばは113円付近で
推移していたドル円だが
110円台まで円高に進んだ背景は
貿易・通貨戦争と
日銀の政策変更への警戒が要因。
下落後には何度かドルが
反発しても良い場面もあったものの
回復力は弱いといった状況になっている。
例えば23日に
日銀が指値オペを通知した場面で
日本の10年債利回りこそ落ち着いたものの
ドル円は下落を続けた。
またその後も
米国金利が大きく上昇する場面や
株価が上昇する場面においても
ドルの反発は限定的となり
ドル円は下値を試しにいく場面が見られている。
非常に警戒感が強い
来週の日銀金融政策決定会合だが
現状では大幅な変更が行われることは
考えにくいと思われる。
会合にかけて値動きが荒くなる傾向は
予想されるが、もし無難な変更に留まれば
懸念が大きく高まる以前の
112円程度までの一時的な反発も
見られるかもしれない。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・実質GDP(速報値)
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