24Jul

7月24日ドル円予想レンジです。
110.80円〜111.80円 (ソニーフィナンシャル)
昨日は日銀が指値オペを行ったことで
市場の安心感からドル円は111円台を回復。
ただ、日銀の決定会合を来週に控え
ここからぐんぐんと上がっていくというよりは
上値は重い中での展開となりそう。
先週から今週にかけて
円高が進んだが
この理由は二つあり
ひとつは
トランプ大統領によるドル高牽制発言。
もうひとつは
日銀のイールドカーブコントロールの
柔軟化という報道に注目が集まった点。
トランプ発言によるドル安というのは
影響としては一時的だと思われるが
日銀については、出口戦略に対する
市場の期待を高めるのか高めないのか
次の市場とのコミュニケーション次第となる。
「出口」に注目が集まると
通貨高になる傾向があり
ドル円も円高基調に振れることになる、
IMM投機筋の
ユーロと円のポジションを見ると
ユーロは去年ECBの出口戦略に注目が集まったことで
投機筋がユーロ売りからユーロ買いにポジションを
切り替えていく中で
ユーロ高が対ドルで15%進んだ。
一方、円は、円売りポジションが
今年年初からだいぶ減っているため
ここからさすがに
15%円高になるとは言えないが
仮に出口戦略が
今後市場のテーマになると
ここから6銭くらいの円高になってもおかしくはない。
円高にならないためには
日銀が言っているように
緩和の持続性の向上のためであって
出口のためではないということを
丁寧に市場に説明していく必要がある。
<<本日の重要経済指標>>
20:00 トルコ・中銀政策金利
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