18Jul

7月18日ドル円予想レンジです。
112.50円〜113.40円 (FPG証券)
昨日のNY市場では
鉱工業生産指数がしっかりで
パウエルFRB議長が景気に強気の見方を
示したことでドルが全面高の展開に。
本日はアメリカで地区連銀経済報告が
公表される。企業からは貿易摩擦に関する
懸念の声も聞こえそうだが
引き続き雇用・消費の堅調など
景気の強さが確認されると
ドルの下支え要因になりそう。
ドルは変わらず強い状況ではあるが
ドルは手放しでリスクが取れる環境
つまり強いリスク選好(たとえば
荒い利益が見込める市場が、株式や新興国など
世界中あちこちにある状況)では
ドルから資金が流れるためドル安になる傾向がある。
ただ、弱いリスク選好だとドル高傾向になる。
昨年は世界的な株高でドル安になった。
現在、足元をみると、アメリカは株高だが
新興国株安でドル高となっており
貿易摩擦の先行き懸念や不透明感もあり
リスク選好が弱い状況が
安全性を求めてやや金利嗜好が強まるといった
形になっている。そのため
相対的に金利が高いドルには有利な環境といえる。
特に短期金利が2%近くに達しているため
投機筋的にもドル買いにつながりやすく
10年債利回りも3%近くで、ドルは安全通貨としてのみならず
投資通貨としても魅力度を増している状況。
今後のドルの状況については
貿易摩擦懸念により市場参加者が
リスクを落とす動きは一巡したと考えられる。
逆にさらなるリスク回避には繫がりにくい状況で
現状は緩やかな弱いリスク選好にある状態といえる。
そのためドル円は現状では
当面底堅い環境にはあると思われる。
<<本日の重要経済指標>>
17:30 英国・消費者物価指数
27:00 アメリカ・地区連銀経済報告(ベージュブック)
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