12Jul

7月12日ドル円予想レンジです。
111.30円〜112.30円 (シティ・グループ証券)
昨日のNY市場は
生産者物価が上振れたので
ドル高の流れというのは分からなくもないが
アメリカの金利・株価ともに
軟調な動きの中での112円台は
やや違和感のあるドル高円安とも言える。
現状、人民元も含めて
新興国市場は上昇していない中で
資源、原油相場は反落しており
全体としてはリスクオフ相場。
となってくると本日は
やはりドル円の上値が限られてくるのでは
ないかと考えられる。
市場では、トランプ政権の高関税政策の
悪影響を相殺するために
中国当局が元安誘導を行っているという
見方が有力となっている。
現状、元安が続いているが
このまま続くとも限らない。
対米ドルで人民元とユーロは
似た動きを示していることが注目されている。
これは
人民元が通貨バスケット運用されていることが
ひとつの理由となっている。
ユーロドルは先月1.15台まで下落したが
昨年以降のラフな相関関係から言うと
これに相当するのはちょうど
ドル元の現在価格6.6元台となる。
アメリカとドイツの金利差拡大が止まり
ユーロドルは1.16台まで値を戻してきている。
こういった中で、これ以上元安が進んでいくと
人民元独歩安という印象が強まってくる。
中国政府は数年前に
海外への資本流出問題に悩まされた。
これ以上元安が進むと
それがまた再発するリスクがあるため
これ以上の元安進行には慎重に
なってくると考えられ
そろそろ歯止めがかかってくると
思われる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・消費者物価指数
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