27Jun

6月27日ドル円予想レンジです。
109.50円〜110.50円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日は欧州時間から
ドル買いが優勢となる中で
株価の下げが一服したこともあり
ドル円は110円台前半まで反発。
ドル円は一旦反発しているが
アメリカのハイテク企業への
投資制限への行方などを警戒して
本日は引き続き上値は重いと考えられる。
また本日は
アメリカ・耐久財受注などが発表されるが
貿易問題が製造業に与える影響が
懸念される中にあっては
悪化した場合の反応の方が大きいとみられ
下落方向の値幅には注意が必要となる。
間もなく7月相場となるが
市場ではサマーラリーと呼ばれる季節性がある。
7月〜8月にかけては
アメリカ株が上昇しやすく
過去10年では8回上昇している。
それに対してアメリカ10年債利回りは
過去10年で8回下落している。
投資家の夏休み中のポジションとして
比較的安全度の高いアメリカ株の需要が
高いと考えられている。
今年は、株については期待するのが
難しいかもしれない。
貿易問題は楽観論が急速に後退する中で
投資家はリスクを落とし始めている。
逆に利上げについての道筋が
見通せる状態になった国債は
買いやすい地合とみられ
今年は株安債券高の格好が
濃厚だと考えられる。
ドル円相場については
リスクオフという形になるため
下落基調を辿る流れとなりそう。
もともと7月のドル円相場は
円高ドル安が優勢ではあるが
今年もその傾向を辿るのではないかと
考えられる。その場合
ドル円は110円~111円のレンジ帯が
上値の大きな抵抗帯となっているが
上抜けの難しさをあらためて認識することになると
思われる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・耐久財受注(速報値)
23:00 アメリカ・中古住宅販売成約指数

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