11Jun

6月11日ドル円予想レンジです。
108.80円〜109.80円 (三菱UFJ信託銀行)
この週末に行われた
G7首脳会談では、関税の引き下げや
保護主義と戦う旨を期待した
首脳宣言が出された。
しかしその後、トランプ大統領が
「承認しない」とツイートしており
米国と6カ国の溝は
埋まらない結果となっている。
本日のドル円も通商問題の不透明感から
上値が重くなると予想される。
本日は
ECBでは資産買い入れ策終了についての討議が
行われるが
今週のECB理事会では
資産買い入れ終了の議論がなされる見込みで
次回7月に終了方法を明示するなど
緩和終了を強く意識させると予想される。
これにより、ユーロドルは
中期的にみて値を戻すと思われる。
ユーロドルの水準で確認すると
昨年9月の高値や今年2月の高値と
6月安値の半値戻しである
1.2近辺までの上昇が見込まれており
さらにユーロの先高感を支えるのは
買い入れ終了後の利上げの
市場の折り込みになっている。
ECBが来年6月に0.1%の利上げをする確率と
2019年度利上げ回数の推移を見ると
今年5月下旬のイタリア政局不安により
市場の折り込みは急低下したが
その後、ECB高官による買い入れ終了や
来年の利上げ可能性への言及から
再び上昇し、来年6月の利上げは約70%で
来年2回程度の折り込みまで水準を戻している。
この流れを受けて
ユーロと逆相関が強いドルインデックスは
軟調に推移することが予想され
ドル円の上値も重くなると考えられる。
しかしながら、米国の景気は好調を維持しており
過度なドル売りにはならないと思われ
今月のドル円は108円~110円を
コアレンジとして推移すると予想される。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。