6Jun

6月6日ドル円予想レンジです。
109.40円〜110.40円 (JPモルガンC銀行)
昨日ドル円は日本時間に
110円を試したが抜けられず
海外市場に向けてジリジリと
上値を下げる展開となったが
NY時間に入って
ECBが次の理事会で
量的緩和終了を検討するという
観測記事が出てから
ユーロドルが買われたのをきっかけに
ドル売りとなり、ドル円は一時
109.50円を割り込んだが
現状は少し値を戻してきている。
ドル円相場を20日移動平均線と
200日移動平均線で見てみると
現在両移動平均線が近づいている中
200日を明確に上抜けできるか
跳ね返ることになるかというポイントで
110.20円を巡る攻防となりそう。
世界の四半期毎の
実質GDP成長率を見ると
世界経済は去年半ばに3.9%で
ピークをつけて
今年の1-3月期には3.0%で底となり
4-6月期の予想は3.4%となっている。
このように世界景気が回復してくると
円は資本調達通貨として
弱くなる傾向があり
しばらく円安傾向が続くと考えられる。
ドル円はこの先、115円や120円などに
向けて円安傾向が続くかについては
難しい側面もある。
米ドルというのは
アメリカ経済だけが良くて
アメリカの利上げ期待だけが
高まっているときは買われる傾向があるが
世界全体の景気が良いときは
アメリカが利上げをしながら
ドルが売られる通貨になる傾向にある。
現状、ドルも円も弱いという流れから
円安傾向に傾いたとしても、目先は
111〜112円程度までと考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・貿易収支
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