23May

5月23日ドル円予想レンジです。
110.40円〜111.40円 (三菱UFJMS証券)
昨日のドル円は
節目の111円を挟んで
上下20銭程度の値幅で一進一退。
方向感の出にくい展開に。
また、昨日までの流れと一転し
トランプ大統領による
「米朝首脳会談見送りの可能性」
「中国との貿易交渉に満足していない」
という発言が出てきた。
ドル円相場は、3月下旬の104円台から
最近の111円台までやや一方的に
ドルが買われすぎているため
そろそろ調整が入る可能性がある中
本日の東京時間午前中は
40銭程の下落が発生している。
しかし日本時間深夜にはFOMC議事要旨が
発表されるため
米金融政策の正常化政策が再確認されれば
ドルの下値をサポートしそう。
日本の貿易収支を見ると
最近の原油価格上昇により
ドル建て決済の赤字額は
年換算でおよそ13兆円まで膨らんでおり
円建て決済の黒字額である
約10兆円を大きく上回っている。
差し引きするとドル円絡みの貿易決済は
年3兆円程度のドル不足になっている。
また、最近相次ぐ日本企業の
海外M&Aの発表を受けて
今後夏場から秋口にかけて
数兆円規模のドル買いが発生する
観測も強まっている。
このような貿易決済や海外M&A絡みの
為替フローは片道切符の円売りになるため
ファンダメンタルズの示す方向感と合致する場合
より威力を発揮する。
当面は日米金利差と為替需給の相乗効果によって
ドル高円安が進むと考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
17:30 英国・消費者物価指数
23:00 アメリカ・新築住宅販売件数
27:00 アメリカ・FOMC議事録
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