17May

5月17日ドル円予想レンジです。
109.90円〜110.60円 (FPG証券)
昨日、欧州時間では
イタリアの債務削減要求の問題でユーロが下落。
NY時間では、10年債利回りが上昇する中でも
株価がしっかりと推移し、ドル円も底堅く推移。
本日はフィラデルフィア連銀の景気指数と
景気先行指数が発表される。
ドル円動向はアメリカの長期金利が
さらに上昇するかどうかが鍵となるが
市場心理はドル先高感に傾いており
弱い数字でなければ110円台前半を中心に
底堅く推移しそう。
今年に入って足元が重くなり
直近ユーロ安に動き始めたユーロドル。
ユーロ圏の景気・物価の勢いに陰りが見えて
ECBによる金融正常化での利上げタイミングが
想定より遅れるという見方がある一方
アメリカでは利上げペースが加速するのでは
という見方が台頭しており
結果としてFRBとECBの金融政策スタンスのギャップが
拡大したことがユーロ安ドル高に転じた要因で
これがドル円にも影響している。
シカゴIMM投機筋ポジションを見ると
様々な通貨は中立、ないし、ドル買い越しとなっている。
一方でユーロは、去年から大幅な買い越し
つまり、ドル売り越しの状態が続いており
先月末あたりから若干買い越し額が減ってきている。
今後ユーロドル相場のトレンド転換がさらに
明確に意識されれば
対ユーロでのドル買いが進む可能性がある。
ドルインデックスの動向はユーロドル相場に
大きく左右されるが、ユーロドル相場主導で
全般的なドル高が進めば結果的にドル円相場が支えられて
ドル高円安圧力がかかり110円台に定着する展開となりそう。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数
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