16May

5月16日ドル円予想レンジです。
109.60円〜110.80円 (SMBC日興証券)
昨日、東京市場で109円後半で推移していたドル円は
NYの早朝からアメリカの長期金利上昇に合わせて
値を上げて、110円台前半を中心に取引された。
本日は
日本では第一四半期のGDPが発表されるが
これは材料視されず
むしろユーロ圏の物価改定値などに注目が集まりそう。
ユーロ圏のインフレの伸び悩みが材料視されて
ユーロがまた売られれば、他の通過も巻き込む
ドル買い材料となりそう。
日米10年債金利差とドル円との相関関係を見ると
昨日もアメリカの金利上昇でドル高円安となり
相関関係が高いが
現状連動性数値は高値圏の状態であるため
アメリカの10年債利回りが3%を超えると
上昇余地が少なくなるという声もあり
そうなると、110円台定着も簡単ではないと言える。
シカゴの投機筋の円先物ポジションが
今年に入って買い戻されているが
これはVIX(恐怖)指数、つまり
ボラティリティの上昇によるところが大きい。
今後、ボラティリティが低下すれば
投機筋の円売り圧力、つまり、円安圧力が高まるかもしれない。
昨日のNYはボラティリティ上昇で株安となったが
今後またボラティリティが下がって米株高となると
円安が促されやすいという点には注意が必要。
今後のドル円は、ボラティリティが下がってきて
株高、円売りポジション増加となれば
アメリカ10年債金利が3%前後で横ばいに推移したとしても
昨年11月の高値と今年3月の安値の61.8%水準にあたる
110.85円をまず上抜いて
111円に乗せる可能性もあると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
22:15 アメリカ・鉱工業生産指数
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