14May

5月14日ドル円予想レンジです。
109.10円〜110.10円 (ソシエテ・ジェネラル銀行)
本日は目立った動きもなく
動意に乏しい展開が予想される。
ただ、今週は米中の通商交渉が再開する見込みで
交渉が続くということはポジティブ材料ではあるので
ドル円相場も堅調に推移すると考えられる。
ドルとユーロの先物市場の推移を見ると
ユーロの方が今後上昇余地があるのではないかという
兆しが見えてくる。
米ドルの1年短期金利の
1年、2年、5年先物の推移を並べると
FRBが段階的に利上げを行って行くに連れて上昇しているが
足元ではFRBが中長期的な中立水準として掲げる
3%に集約してきている。
つまり、市場ではだいぶ先まで
利上げが織り込まれているという状況で
利上げ回数に大きな変化が生じない限りは
ドルの短期金利の上昇余地は限られていると考えられる。
同じくユーロの1年短期金利の
1年、2年、5年先物の推移を並べると
5年先の1年短期金利はインフレ目標2%に対して
1.1%近辺に位置している。
さらに1年、2年先物と比べると隔たりが大きい。
このことから
今後ECBが資産購入プログラムを停止して来年にかけて
利上げを行うなど金融政策を引き締めていくに連れて
ユーロの短期金利の上昇余地が大きく残されていると言える。
現状、ドル円相場は110円で上値が重い展開になっているが
ユーロに関しては
ユーロドルで年度末にかけて1.3の大台
ユーロ円も連れて140円台の大台は
十分視野に入ってきていると考えられる。
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