25Apr

4月25日ドル円予想レンジです。
108.20円〜109.20円 (JPモルガン・C銀行)
昨日のNY市場は
「円独歩安」となり、ドル円は
109.20円まで上昇。その後
株価が下げたことで円高方向に調整を見せた。
しかし、アメリカ長期金利が3%台に上昇し
株価の下げのわりには円の買い戻しが小さかったことで
引き続きドル高円安方向に進みやすい展開が予想される。
直近、アメリカの長期金利の上昇によって
ドルが強くなっているが
なぜアメリカの名目長期金利が上がっているのかを
「実質金利」と「期待インフレ率」の変化幅で分解してみると
特にここ1週間は「実質金利」の方が上昇幅が大きい。
これは、ここのところ
アメリカの経済指標が予想を上回るものが多くなっており
そうした中で、アメリカと中国、アメリカと北朝鮮の関係に対する
懸念が後退している背景から
市場のセンチメントが、アメリカ経済への見方を改善してきていると
いうことが要因にある。
現状、米金利上昇に伴い
4月に入って3円程急激に円安が進行しているが
もともと4月に入って、国内の企業や国内の投資家による
対外投資の拡大によって円安が進み
ドル円相場は111円程度まで上昇するという見方があった。
今のところ
アメリカの長期金利上昇に伴うドル買いで上がっている面が強い。
ただ昨日のNY時間のように円独歩安という展開が見られたことから
今後は、ドル買い、円売りの両方の局面が作用し
ドル円相場がさらに上昇しやすい傾向にあると考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
20:00 トルコ・中銀政策金利
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