19Apr

4月19日ドル円予想レンジです。
106.70円〜107.70円 (SMBC日興証券)
昨日、東京市場の
株高に伴って上昇したドル円は
海外の株式市場が伸び悩む中で
上値が押さえられて
107円前半での小動きとなった。
本日は間もなく
日本時間午前7時から
トランプ大統領と安倍総理の
共同記者会見が行われるが
貿易関連の内容についての
言及が注目される。
また、本日は経済統計の発表がない
東京市場では小幅な値動きと予想されるが
アメリカ時間では、FOMCメンバーの講演が
相次ぐ中、製造業指数なども発表されるので
株価や長期金利に連動してドル円は上下しそう。
世界経済好調持続の中
米中貿易摩擦などアメリカの保護主義の
悪影響だけが注目されているが
17日に発表された中国の経済統計はやや弱めで
鉄道貨物の輸送量などをベースにして
リアルタイムの経済動向を反映しやすいと言われている
李克強指数が、昨年の過熱気味に成長した
世界経済がピークアウトしつつあることを示唆している。
欧米のPMIなども
まだ景気が拡大していることを示しながらも
ピークアウトしはじめているので
各国の株価の上値の重さが
リスク回避によってのみ生じているのではないと
考えることもできそう。
長期金利が将来の短期金利の集合体である
という考え方を元にして
アメリカの長期金利がすでに
年4回・最高3%までの利上げを
織り込んだ場合の金利水準に対して
現状のアメリカのイールドカーブが
この水準を超えていることから
今後景気が思ったほど強くないと判断されて
利上げ見通しの修正とともに長期金利が下がれば
ドル円の下押し圧力となりそう。
こうしたことからも
本日のフィラデルフィア連銀製造業指数
などにも注目したいところ。
<<本日の重要経済指標>>
21:30 アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数
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