17Apr

4月17日ドル円予想レンジです。
106.40円〜107.60円 (三菱UFJ信託銀行)
昨日は週末のシリア空爆による
リスクオフの動きは限定的だったが
一方でアメリカ時間に発表された
3月の米国小売売上高が4ヶ月ぶりに
プラスとなったことへの反応も鈍く
ドル円は上値の重い展開となっている。
本日は注目の日米首脳会談があり
トランプ大統領の発言には
警戒感が高まっている。
先週末に発表された米国の
為替報告書では円の割安さに対する
言及が増えていたが
これは、今回の会談への布石だと見られ
円安抑止への注文がつく可能性がある。
ただ、直接的な強い内容には至らないと
推測され、言及に至ったとしても
50~60銭程度の円買いが一時的に
進行するに留まるのではないかと考えられる。
そんな中、為替相場では
リスクテイクの兆しも見られる。
主要通貨の4月に入ってからの
パフォーマンスをみると
経常黒字国の通貨であり
ファンディング通貨としても円とよく似ている
スイスフランが円と揃って軟調な動きとなっている。
一方、NAFTAの交渉が進みつつある
カナダドル・メキシコペソが買い戻されている。
また、米国のハイイールド社債に目を向けると
こちらも4月以降は値を戻している。
政治や地政学リスクがまだ残っているが
不透明要因の輪郭を
ある程度見通せるようになったこと
また、景況感の悪化は気になるが
景気楽観シナリオを捨てるには至らないことから
今年に入って落としたリスクを
再び回復させているようにみえる。
こうした流れをみると
今回の日米首脳会談を経て
円買いが進んだ場合でも
むしろ買い場の可能性が高いと考えられ
ドル円も5月に向けて
109円を試す動きとなると思われる。
<<本日の重要経済指標>>
11:00 中国・実質GDP
17:30 英国・雇用統計
17:30 英国・ILO失業率
18:00 ドイツ・ZEW景況感指数
22:15 アメリカ・鉱工業生産指数
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