15Mar

3月15日ドル円予想レンジです。
105.70円〜106.70円 (三菱東京UFJ銀行)
昨日は欧米で株価が下がったので
それを受けた円買いと
アメリカの経済指標が若干予想を
下回ったため、ドルも売られ
ドル円は106.07円まで下がる場面があった。
現在ドル円は105.24円を安値として
下値を切り上げている動きにはなっているが
一方で107円台では上値の重さを確認している。
また、中間選挙を前にした
アメリカトランプ政権のドル安嗜好も
連想されやすいため
本日もややドル安円高傾向が
継続すると考えられる。
現在、米ドルLIBORとOISとの格差が
リーマンショック以降3回目くらいの水準まで
高まっている。
(OISは政策金利の見通しを前提に成り立ち
LIBOR金利はインターバンク間の資金調達コストを反映)
この格差が拡大しているということは
資金市場における一定の緊張感があることを
示している。
為替市場では、こういった場面では
ドル、円ともに強くなりやすく
そのしわ寄せとしてクロス円の円高に
警戒が必要となってくる。
そうした中でユーロ円に注目すると
ユーロ圏では経済指標が
予想に届かないケースが増えており
ユーロ圏サプライズ指数が大きく下落している。
従って、クロス円の中でも特にユーロ円に
注意が必要になる。
ユーロ円相場は今月上旬に
いったん129円台で下固めをして
その後反発しているように見えるが
ここからユーロ円が反落して
前回の安値129.35円を下抜けてしまう
2番底の展開の可能性も。
クロス円で円高が続くと
結局ドル円にも影響が出るので
ユーロ円の動きには引き続き注意が必要となる。
<本日の重要経済指標>
17:30 スイス・中銀政策金利
21:30 アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数
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