7Mar

3月7日ドル円予想レンジです。
105.50円〜106.60円 (SMBC日興証券)
昨日、欧州市場でやや売られたドル円は
朝鮮半島南北首脳会談のニュースを受けて
クロス円主導で106円半ばまで買われたが
アメリカの株価が伸び悩む中
上値の重い展開となった。
本日は
経済統計の発表がない東京では
ポジション調整程度の動きに留まりそう。
アメリカではFRBメンバーの講演やベージュブック
そしてADP雇用報告など
再来週のFOMCのヒントになりそうな
材料が多く出てくるため、それに合わせて上下しそう。
また、朝方
トランプ政権の経済政策司令塔
コーン委員長の辞任報道を受けて
ドル円は下落しているため
今後の情報にも注視が必要となる。
アメリカの利上げ回数が増える
という見通しが強まって
日米金利差が拡大する一方で
ドル安円高が続いているが
過去20年程のアメリカの利上げ局面では
実はドル安が起きている。
為替市場では実際の短期金利ではなく
フォワード金利、つまり将来の
金利見通しが重要視されるが
今回も利上げが始まるとの期待が高まった
2015年と2016年にドル高が生じており
つまり、利上げの折り込みが
完了したものと考えられる。
今後のドル高への鍵について
FOMCのFF金利の長期見通しが3%弱なので
あと6回程度利上げすれば
次は利下げということもでき
今更ドル買いを行う動機には乏しい。
利上げが3.5%〜4%まで続くとの期待があれば
ドル高になる可能性があるが
それくらいアメリカの経済が力強いという証拠が
出てくるまではドル安が続きそう。
<<本日の重要経済指標>>
20:00 トルコ・中銀政策金利
22:15 アメリカ・ADP雇用者数
22:30 アメリカ・貿易収支
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