2Mar

3月2日ドル円予想レンジです。
105.50円〜106.80円 (三菱東京UFJ銀行)
昨日のNY市場、ドル円相場は
107円台で取引される場面もあったが
株価の下落を受けて106円台前半まで
ドル安円高が進んだ。
2月を振り返ると円が最強通貨だった。
ただ1月と異なり、リスク回避局面で
ドルも買い戻された。
円もドルも強かったしわ寄せが
結局クロス円の下落につながり
主要クロス円は数ヶ月ぶりの安値圏まで下落。
本日はドル円相場はもちろんだが
引き続きクロス円の円高にも警戒が必要。
年初来、円が全面高になっており
日銀の金融緩和で
円安が進むという期待がしぼむ
可能性が高まっている。
また、日銀も昨年以降
低すぎる金利には副作用がある
という指摘を繰り返しており
先月には超長期金利が低下していた局面で
25年超の国債買い入れ100億円減額を発表。
日銀としてもこれ以上の
金利低下を狙っているわけではないと見られる。
そんな中で
今日から来週にかけて
日銀の正・副総裁候補の国会での所信表明が行われる。
ただ、現在の金融緩和策を
続けていくという意向の表明だけだったり
あるいは副作用にも配慮しながらという言及が
繰り返されるようだと
政策の手詰まり感や
政策に何らかの微調整が加えられるのでは?という
懸念につながってしまい
円高が進行する可能性があるため注意が必要。
また、副総裁候補の若田部教授は
量的緩和策を指示しているとされるが
何か異なる斬新なアイデアが言及されるようであれば
市場で円安が進む場面もあり得るが
その可能性は低いと予想される。
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