22Feb

2月22日ドル円予想レンジです。
107.20円〜108.20円 (シティ・グループ証券)
昨日のNY市場は
NY時間クローズに向けて
FOMC議事録の後
アメリカの金利が上昇
米株が下がってリスク回避的に
ドルが全面的に買い戻された格好で
ドル円も107円台後半で
しっかりとした動きとなった。
本日は基本的には材料難の中で
ドル円は107円中心の動きと考えられる。
また、FRBのクォールズ副議長が
東京で話すことになっており
同じカンファレンスに
浅川財務官も参加する予定で
こちらも注目となりそう。
最近、欧米系の市場参加者の間では
今回のドル安の背景には
リザーブマネージャー
(中国を中心とした外貨準備の運用担当者)
のドル売りがあるのではという
見方が強まっている。
世界の外貨準備残高は
1年前には11兆ドルまで減っていたが
そこから足元までは緩やかに回復してきている。
中国など新興国の外貨準備というのは
たとえばドル50%、ユーロ30%、円・ポンド10%など
一定の通貨比率を定めている。
例として
中国が100元を売って100ドルを買ったとすると
この時点では他通貨に影響はないが
その後、100買ったドルのうち
50のドルを売り戻して、通貨比率に準じて
30のユーロ、10の円・ポンドを買うといった
オペレーションを行う。
従って、外貨準備が増えるときというのは
反自動的に主要国通貨間の間では
米ドル売り、ユーロ買いが発生することになる。
世界の外貨準備の実際の通貨シェアを見てみると
米ドルは60%、ユーロは20%と大きいが
円は実は4%前後と、極めて低い。
したがって、今回の円高というのは
リザーブマネージャーによるドル売りというテーマの元で
ヘッジファンドなど短期筋などが主導してきたと考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
18:00 ドイツ・IFO景況感指数
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