15Feb

2月15日ドル円予想レンジです。
106.00円〜108.00円 (野村証券)
昨日のNY市場は、注目されていた
アメリカの消費者物価指数は
市場予想を上回ったが
NY株は比較的落ち着いた堅調な動きだった。
一方、為替市場については
ドル円相場は、東京時間で106円台まで突入し
その後も107円前後とドル安円高基調になっている。
2月以降、ドル安円高が続いているが
ドル安要因については
アメリカ株が急落し、結果的に
アメリカの利上げが難しくなるのではないかという
見方が広がっている点が挙げられる。
また、円高要因については
週末に黒田日銀総裁の続投観測が出たことで
総裁が後退することによる追加緩和期待が
消えてしまったという点が挙げられる。
そして、ドル円相場については
昨年9月の安値水準である107.32円を
割り込んでしまったことが現在の円高に
影響を与えていると考えられる。
このドル安円高の流れはいつまで続くのだろうか?
ドル円復活の条件としては
以下の4つが考えられる。
1、アメリカ株の持ち直し
2、FRBによる3月利上げ継続の表明
3、日銀による緩和「出口」言及を封印
4、原油価格が緩やかに低下
原油については
原油価格が上がると、原油に連動して
資源国通貨や
金利に敏感なユーロがどうしても強くなり
相対的にドルが安くなってしまうため。
これらの条件がすべて揃うのは
やはり3月のFOMCがひとつの目処になると
考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
22:30 アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数
23:15 アメリカ・鉱工業生産指数
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