14Feb

2月14日ドル円予想レンジです。
107.00円〜108.30円 (SMBC日興証券)
昨日、東京市場後場から
下がり始めたドル円は
欧州市場で一気に108円を割り込み
NY市場では107円半ばまで下落したが
その後はアメリカの株の下げ渋りもあり
やや値を戻している。
本日、日本では
昨年10-12月期のGDPが発表されるが
市場の注目はアメリカの1月の消費者物価指数と
小売売上高に集中しそう。
特に消費者物価指数のコアCPIが
前月より上振れる結果となれば
アメリカの金利が上昇してドル高要因となると
考えられる。
また、ユーロ円の相場を見ると
10ヶ月ぶりに日足一目均衡表の雲の下限を
割り込んでおり
昨年4月以降のユーロ高円安トレンドに
変化が生じていることが示唆されている。
そして今後の動きを見る上では
投機筋の動向に注目すべきだと考えられる。
シカゴのIMM投機筋ポジションを見ると
昨年7月以降、円ショートと主要7通貨ロングという
構図だった。
これは2006年から2007年の
いわゆる円キャリートレード全盛期とよく似ており
当時と同様に昨年はかなり強い円安圧力が生じていた。
ただ、主要7通貨の代表格であるユーロが
対円で下落トレンドに転じれば
投機筋が円ショート・ユーロロングの解消に動き
大幅な円高に動く可能性もあるので
当面はクロス円主導の円高に注意が必要だと
考えられる。
<<本日の重要経済指標>>
22:30 アメリカ・小売売上高
22:30 アメリカ・消費者物価指数
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