6Feb

2月6日ドル円予想レンジです。
108.70円〜109.90円 (ソシエテ・G銀行)
昨日のNY市場
ISM非製造業指数の結果が
強めの数字が出たことで
ドル円は一時110円台を回復したものの
NYダウの大幅な急落があり
109円台前半で推移している。
為替についてはドルも円も買われている状況。
現状、ドル円相場は
FRBの将来の利上げ加速への警戒感からの
リスク回避に焦点が当たっているが
VIX指数を最初のスタート時点を100とした
2004年6月からのアメリカの連続利上げ局面
それから、2005年12月からのイエレン氏が主導した
利上げ局面のリスク回避のセンチメントを見るチャートによると
今の状況というのは、実は
前回の利上げ局面よりも低い水準、あるいは同じ水準で
低いリスク回避度合いが保たれている。
こうしたリスク回避度合いが抑えられている状態は
為替の通貨オプションの需給環境にも表れている。
ドル円のオプションの需給を見てみると
現在、円買いをしたい、円高になるだろうと思っている人が
市場参加者の中に多くなっている傾向が見られる。
ただ、今の状況を、昨年と比べてみても
円買いオプションは高い状況というわけではないため
市場参加者がが円高を織り込みにいくというというところは
抑えられており、こういったところは
イエレン氏の手腕が出てきていると考えられる。
こうした状況を踏まえて
ドル円の今後の動きについては
基本的には調整の動きが一服することが前提だが
アメリカの景況に良い反応を示していることもあるので
来週のCPIや小売り売上高などの米指標の数字を
確認しながら、ドル円も徐々に調整を見ながら値を戻し
111円台も視野に入ってくるのではないかと思われる。
<<本日の重要経済指標>>
12:30 豪・中銀政策金利
22:30 アメリカ・貿易収支
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